WHOのヨーロッパ地域事務局は30日の会見で、イギリス、ドイツ、フランスなどヨーロッパの国々でサル痘の感染者数が減少傾向にあると明らかにしました。ワクチンが不足している中でも、早期の検査と隔離、行動の変化で減少につながっていると見ています。
WHOヨーロッパ地域事務局のクルーゲ事務局長は、「人から人への持続的な感染拡大を終わらせることが出来る」と述べ、対策の強化の必要性を訴えました。
サル痘は、5月以降、これまで感染の報告がなかった国々で急速に拡大しました。当初はヨーロッパを中心に感染者が増えていて、WHOは7月、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると判断しています。(TBSテレビ)